あうと・おぶ・ばうんず


SHALL WE GOLF?

最近年配のご婦人が元気なんだそうだ。
仕事人間だった旦那が退職したら腑抜けになって、それまで見向きもしなかっ た家庭によりどころをもとめ、奥方にまつわりつく、これをいわゆる「濡れ落 ち葉症候群」というらしい。
ところが奥方はその間に、カルチャースクールだ、スイミングだ、ヨガだ、な んだかんだで、旦那ぬきの強固な人間関係のネットワークを構築してしまっている。外に出て行って奥方は活発に活動する、旦那の入る余地はないーじつに悲しい 現実があるというわけだ。

さて、リタイア後に「ひきこもり老人」となって哀れな人生をおくりたくないなら、やはりゴルフだろう。こっちだって「強固なネットワーク」を構築して やるんだ、と思うならいまから気の置けないゴルフ友達を養成しておくことだ。
何かの本でよんだが、男は晩年になって気の会うゴルフ仲間がいるかどうかが人生を楽しむ鍵だ、とあった。まさにそのとうりだ。できれば1パーテイ分3人いれば理想だが、幸いなことに自分の場合年に数回ゴルフ旅行をもう15年以上続けている気の置けない友人たちがいる。よかった。

しかしこれで安心、というわけではない。やはり生涯(障害デハナイ)の伴侶である奥方様のご機嫌も考えねばならない。
わたしの場合、奥方にゴルフスクールにいってもらい、所属コースで110を切れるくらいの腕前にまでなった。
この前のコットンビルのコンペで、当院顧問税理士の先生にグロスで勝ったくらいである。彼は非常に悔しがっていたが。(学生時代バスケットやっていて運動神経は自信があった由。ちなみに旦那が教えるのは必ず喧嘩になるし、絶対に上達しないから駄目、とわたしの師匠- プロがいってました)

だからホームコースでも海外のリゾートでも2サムで回れるのでありがたい。
余談になるが、わたしは海外でもヨーロッパなんかの歴史的建築物や有名美術 館などにはまったく興味がない。まあ国内に来るゴッホなんかだったら見に行かないでもないが、わざわざ飛行機にのってまでいって、朝早くから晩遅くま でふりまわされるなんて真っ平だ。やはり海外に行くなら南の(ミナミデハナイ)島のリゾートだ。当然ゴルフつきである。
いままでいった中ではバリ島の廣済堂ハンダラカントリークラブー世界のゴルフ場ベスト100にはいってますーがよかった。サイパンのラウラウベイもよ かった。特に断崖海越えのショートはすばらしい。全米オープンで有名なペブルビーチもいつかいってみたい。ここはパブリックだから可能だけど、マスタ ーズは無理だろうね。なんせビル・ゲイツでもあんたは駄目って入会断られたんだから。
ゴルフの聖地スコットランドは寒いからもうひとつかな。わたしは 寒さに弱い。(じゃあなんで札幌にいったのかって?冬は暖房が効いてるので 家の中は実はこっちよりはるかに暖かいのである。夏はクーラーはいらないしね)リタイアしたら世界の暖かいリゾート地でゴルフをして回りたいと夢見てい る。誰と?もちろん人生の伴侶とですよ!

(おわり)