あうと・おぶ・ばうんず


人生の最後に一番大事なのは

 コロナ禍で自粛とやらで、ゴルフ場も練習場も閉鎖され、外出もままならず、日々悶々としていました。 真っ青な空に向かって思い切りクラブを振り回したい!(下手なくせに。。。)
せめてテレビでも、と思ってもトーナメントも中止です。ある日私の好きなタイガーウッズがPGAツアーでホールインワンを達成したシーンが放映されていました。

 ホールインワンといえば、、、、私の脳裏にあの日のシーンが鮮やかに蘇ってきました。

 時は平成24年10月24日、場所は滋賀県栗東にあるジャパンエースゴルフ倶楽部での旧知の仲間とプライベートでのラウンド。あいにくの朝からの小雨の中、パーもあればダボもあるいつもの凸凹ゴルフで迎えた16番150Y PAR3。愛用の名器MIURA6番アイアンではっしとふりぬいたボールは珍しくピンに向かっていきました。

 キャデイ「あ、これはいいですね、はいるかも!」、、、でグリーンに落ちたボールは数バウンドしてころころと転がって、、、カップイン! 初めての経験でした。スコアカードに「1」と記入するときはさすがに手が震えました。

 ゲストだったのに、さすがは名門倶楽部ですね、ホールインワン証明書と記念のクリスタルの盾をいただきこれまた感激しました。(そういえば赤木利彰先生が以前にここでエースを達成されたことをレインボー会会報で書いておられました。同じゴルフ倶楽部で、西成医師会員が二人もエース達成―まさに数奇な縁、とでも申せましょうか?)

 私にとってイーグルなるものも二回目でした。初めては10年以上前のレインボー会でパー4、残り140ヤードが直接カップインしたものでした。鈴木潤一先生が驚いてわざわざスコアカードを見に来られたのを覚えています。考えてみれば、これは今回のエース達成の予兆であったのかもしれません。

 レインボー会に参加させていただくようになってから、もしもの時に備えて、医師協同組合のゴルフ保険に加入してきました。20年にわたって掛け金を納めてきましたが、ようやく報われる時が来ました。保険に入ってて本当によかった!! 

 ありがたくいただいた保険金50万円を元手に、広島の名門広島カンツリークラブ八本松コースと西条コース一泊2ラウンドの酒池肉林?の大名旅行を敢行しました。

 近郊の温泉旅館に泊まって、露天風呂にゆっくり浸かって、瀬戸内の新鮮な魚介類に舌鼓を打ち、廣島の銘酒で乾杯!朝までの飲めや歌えやの大騒ぎ、、久しぶりに楽しいひと時を過ごすことができました。これも気の置けないゴルフ仲間あればこそです。ひとりぼっちではいかにも寂しい。

 球聖ボビー・ジョーンズの有名な綸言「人生の最後に一番大事なのはどれだけ財産を得たかではない 何人のゴルフ仲間を得たかである」が心にしみました。

 あらためてわがゴルフ仲間に感謝!