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熱中症

汗と体温のコントロールで熱中症を防ごう


熱中症の症状と対策

 熱中症とは、暑さが原因で体の中の温度を保つ調整機能が乱れて発症する障害の総称です。

 体内の水分や塩分が不足して脱水状態になると、体内の熱を外に出すことができず、熱がこもってさまざまな変調を引き起こします。症状は、めまい、頭痛、吐き気、体温の上昇、けいれん、意識障害など。これらの症状を引き起こさないために、暑い日の外出は通気性のよいゆったりした衣服を選び、帽子や日傘で日差しを避けましょう。

 脱水症状を防ぐために、外出前に塩分を含んだ水を飲むのも効果的です。

 また、体温をコントロールするためには正しく汗をかく必要があります。日ごろから汗腺の機能を高めるためウオーキング、軽いジョギングなどを習慣にしておきましょう。運動を続けることで温度変化に素早く対応して汗をかき、体温が上がるのを抑えられるようになります。

熱を冷ます食品と水分を補う食品で乗り切ろう
体の熱を冷ます食材

 暑い夏を乗り切るためには、ひと工夫した食生活が大切です。なかでも積極的にとりたいのが体の熱を冷ますトマト、きゅうり、すいか、パイナップルなど夏の野菜と果物。ゴーヤーなど苦味のある食材は熱を冷まし、解毒作用もあります。ただし胃腸虚弱や冷えの症状がある場合はとり過ぎに注意しましょう。

 汗で失ったミネラルや水分を補給するには、スポーツドリンク、梅、レモンなどを。特に酸味のある物はのどの渇きを癒やしてくれるので、上手に活用しましょう。

 また、クーラーが効いた室内で汗をかかずに過ごしていると、体温の調節ができずに自律神経が乱れてしまうこともあります。このようなときは、しょうが、さんしょう、とうがらしなど発汗作用のある食材を積極的にとるように心がけましょう。

熱中症が起こりやすい条件をチェック
次の項目に当てはまる場合は、特に注意が必要です。
十分に予防対策をとりましょう。
  • 前日までに比べ、急に気温が上がった。
  • けが、風邪などの症状がある。
  • 性格的に、我慢強い、引っ込み思案。
  • 気温はそれほどでなくても湿度が高い。
  • 過去に熱中症にかかったことがある。
※あくまでも目安です。
体温調節に効果的なツボ

高温多湿の環境で体温調節ができず高体温になる熱中症の予防には、体温調節を制御する自律神経の働きを高める、湧泉(ゆうせん)が有効。

足の裏の、人さし指と中指の骨の間で、少しくぼんだところにある湧泉を押すと、疲労を回復する効果もある。
※ツボは体格により個人差がありますので、イラストの位置とは多少異なる場合があります。

8月 August 2013
1のどが渇く前の水分補給で、健康な体。 
2枕元に水を置いて就寝し、起きたら水を飲もう。 
3熱中症の初期症状、こむら返り・立ちくらみ。 
4水分補給は、真水よりもスポーツドリンクを。 
5熱中症、放置すると嘔吐・下痢を招く。 
6熱中症の症状がひどい場合、迷わず救急車を。 
7子どもの鼻詰まり、上手にはなをかんで慢性化防止。立秋 旧7.1
83カ月以上続く鼻詰まり、慢性副鼻腔炎の疑い。 
9頭や目の奥が重い症状、慢性副鼻腔炎の可能性。 
10シャワーで膝下の外側を温めて、冷え対策。 
11冷たい飲み物は時間をかけて少しずつ飲もう。 
12冷房の効いた電車、バッグをおなかに抱えて保温。 
13ドライマウスの症状、口が渇きネバネバする。 
14食前食中はなるべく水を飲まず、唾液を出す訓練を。 
15食欲増進させる、しょうが・みょうが・しそ。 
16辛味成分の刺激が体温を高め、食欲を増進。 
17胃の健康には、食べ過ぎ・飲み過ぎ厳禁。 
18急性胃炎、ストレスを取り除き胃を休める。 
19規則正しくゆっくり食べて、胃の負担を軽減。 
20胃の粘膜を強化する、ビタミンC・E。 
21加齢や暴飲暴食などで胃液が逆流、逆流性食道炎。旧7.15
22逆流性食道炎、ベルトでおなかを締め付けない。 
23バランスの取れた食事で、スタミナ不足を防ぐ。処暑
24ビタミンB1をしっかり補給し、夏ばて対策。 
25のどごしのよい麺や清涼飲料水、とり過ぎに注意。 
26体の機能を調節するために欠かせないビタミン。 
27野菜の小鉢でビタミンA・C・Eをこまめにとろう。 
28皮膚・血管・筋肉を強化する、ビタミンC。 
29ビタミンA、皮膚や目の健康を守り感染症を予防。 
30野菜主体の食事に加えたい、ビタミンB12。 
31炭水化物をエネルギーに変える、ビタミンB1。