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歯周病

気付かず進行する歯周病 プラークを取り除いて予防


歯周病を防ぐ歯磨き法

 歯周病は歯の病気ではなく、歯の周りにある歯周組織の病気です。早い時期は自覚症状はなく、気付かないうちに進行するのが特徴で、40代後半では40%以上、小中学生の約2人に1人に所見があるといわれています。

 歯周病が進行すると、全身にさまざまな影響を及ぼすので、早めの対策が必要です。日ごろから色・腫れ・出血など歯茎の状態や、起床時の口の状態などに気を付け、半年に一度は歯科で検診を受けましょう。

 歯周病の主な原因は歯の汚れであるプラークです。プラークの中には無数の細菌が存在し、歯と歯茎の隙間に付着して歯周組織に炎症を及ぼします。歯磨きで取り除くことが予防になり、磨き残しがあると歯周病は起こります。利き手側の上下の歯の内側、歯列の奥の歯の後ろ側、歯並びが悪いところなどは磨き残しが起こりやすいので、特にていねいに磨く習慣をつけましょう。

歯茎の健康に関わるビタミンA・Cで歯周病予防
ビタミンCを多く含む食品

 歯周病の予防にはバランスのとれた食生活は欠かすことができません。なかでも歯の根の部分を覆う上皮の健康を図るビタミンAと、歯周組織のもとであり細胞と細胞を強く接着する役目を担うコラーゲンの生成に必要なビタミンCは、歯周病予防に必要な栄養素です。

 ビタミンCはかんきつ類や、野菜では赤や黄色のカラーピーマン、ブロッコリー、青菜類に多く含まれます。ただしビタミンCは熱を加えると失われるので、新鮮な物を手早く調理して食べましょう。

 このほか、食事は軟らかい物ばかりではなく、噛(か)みごたえのある硬い物もバランスよく食べましょう。よく噛むということは、歯周組織に適度の力が加わり歯周組織を丈夫にすると共に、唾液の分泌が保たれて口の自浄作用が高まります。

歯周病が疑われる症状チェック
歯周病は気付かないうちに進行するやっかいな病気。
次の項目に当てはまる場合は歯科を受診しましょう。
  • 歯茎がむずがゆく、歯が浮く感じ。
  • 歯磨きをすると血が出る。
  • 歯茎が赤く腫れ、ブヨブヨしている。
  • 冷たい水がしみる。
  • 起床時に口の中がネバネバする。
※あくまでも目安です。結果を参考に医師の診断を受けましょう。
歯茎の炎症に効果的なツボ

下あごにひびく痛みには大迎(たいげい)、ひどい痛みには合谷(ごうこく)、歯茎の腫れには手の三里(さんり)が、歯周病による歯茎の痛みや炎症に効果的です。

  • 唇の端の斜め下、下あごの骨のくぼみにある大迎は、指の腹で繰り返し、ぐっと押し込むように指圧する。
  • 手の甲の、親指と人さし指の付け根の間にある合谷は、親指を手の甲へ食い込ませるくらい強めに押す。

  • 前腕の親指側、肘の曲がり目から手の先に向かって指幅約2本分にある手の三里は、親指の先が皮膚に沈むくらい、やや力を込めて押す。

※ツボは体格により個人差がありますので、イラストの位置とは多少異なる場合があります。

6月 June 2013
1細胞をさびつかせる活性酸素、ストレスなどで発生。 
2活性酸素、動脈硬化を引き起こし老化を早める。 
3ベータ-カロテン・ビタミンC・Eが体の酸化を予防。 
4年に1〜2回は歯科医院で検診を。 
5歯に着色が残りやすい、紅茶・緑茶・赤ワイン。芒種
6細菌の繁殖は、就寝前のていねいな歯磨きで予防。 
7歯周病、歯を支える歯肉・歯根膜などの病気。 
8歯茎の赤い腫れ、歯周病のサイン。 
9口の中の粘膜に炎症が起こる、口内炎。旧5.1
10口内炎、口の中の傷・免疫力の低下が原因。 
11バランスの取れた食生活・休養で、口内炎を改善。入梅
12口内炎、何度も再発を繰り返すので注意。 
13口内炎、熱い飲み物を避けて食事は薄味に。 
14梅雨の台所、排水口は熱湯をかけて消毒。 
15浴室の壁や床の水けを拭き取りカビ予防。 
16適正体重を把握して、中年太りを防ごう。 
17発症は30〜40歳代の男性に多い、痛風。 
18痛風の症状、足の親指の付け根が赤く腫れる。 
19痛風、飲酒・過労・強運動・ストレスが一因。 
20腎機能低下・血圧上昇などを招くおそれもある、痛風。 
21水虫、高温多湿で繁殖する菌が原因。夏至
22水虫の菌、皮膚に付いても洗い流せば感染しない。 
23自覚症状が無い腎炎、尿検査で発見されることが多い。旧5.15
24頑固な風邪などの感染後発症する、急性腎炎。 
25急性腎炎の症状、血尿・むくみ・高血圧。 
26腎炎の治療、安静・食事療法など。 
27キッチンを清潔にして食中毒を予防。 
28木製の調理器具、しっかり乾かし清潔保とう。 
2920〜40℃で活発になる、食中毒の原因菌。 
30食中毒予防、肉や卵に触れたあとは手を洗う。