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食中毒

家庭で予防できる食中毒、買物から食後まで配慮を


月別食中毒患者数

 食中毒というと外食が原因と思われがちですが、実は家庭の食事でも多く発生しています。家庭での発生は症状が軽いことが多く、風邪や寝冷えと思われがちで、気付かないまま重症になることもあり注意が必要です。

 まず、食品を購入したら肉・魚はそれぞれ分けて包み、寄り道せずまっすぐ帰宅し、すぐに冷蔵庫や冷凍庫へ入れましょう。肉・魚は、野菜など生で食べる物から離して保存を。冷凍食品の解凍は冷蔵庫内や電子レンジで行いましょう。調理を途中でやめた場合は、食材を放置せず冷蔵庫に入れることも重要です。

 また、盛り付けは清潔な食器を使い、食事の前に必ず手を洗いましょう。残った食品は清潔な容器に入れ、少しでも怪しいと思ったときは思い切って捨てることも大切。

 このように買物から食後まで、食中毒菌を付けない・増やさない・やっつけることを心がけ、徹底的に予防しましょう。

特に生肉や卵に注意し、保存や調理に気配りを

肉・卵を扱うときの注意 食中毒菌が付着しやすい生肉や卵の扱いは、特に注意が必要です。

 肉の保存は汁がもれないよう包んで保存しましょう。生肉を切った包丁、まな板は洗剤で洗い、その後熱湯をかけると菌がほぼ死滅するといわれています。焼肉など調理しながら食べるときは、生肉をつかむ箸を専用にして、生で食べるのは控えましょう。

 また、卵は期限表示などを確認し、きれいで、ひび割れのない物を選ぶのも大切です。高齢者、2歳以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下しているときは、生卵は避けましょう。料理に使う時は直前に割ってすぐに調理します。割ったままの状態で放置すると細菌が繁殖しやすくなります。

 食中毒菌は熱や乾燥に弱いので、調理器具は使用後によく洗浄し熱湯消毒・乾燥させることも大切です。

食中毒を防ぐための習慣チェック
食中毒を発生させないために、毎日の習慣が重要。
次の項目に注意し、予防を心がけましょう。
  • 冷蔵庫は10℃以下に維持。
  • 冷凍庫は-15℃以下に維持。
  • 調理・食事前に手を洗う。
  • タオルやふきんは清潔な物に交換。
  • ごみはこまめに捨てる。
※あくまでも目安です。
嘔吐(おうと)・下痢に効果的なツボ

嘔吐・腹痛・下痢、胃炎などに効果的な裏内庭(うらないてい)は、食中毒にも有効。軽度の食中毒の場合は、毒素を体外へ排出する効果も得られます。

足裏の入さし指の付け根にある裏内庭は、指圧のほかに、やや熱く感じる程度に灸をすえても効果的。
※ツボは体格により個人差がありますので、イラストの位置とは多少異なる場合があります。

5月 May 2013
1旅先での時差ボケ、朝の光をしっかり浴びて対策。 
2旅先で衛生面が気になるとき、氷・生野菜にも注意。八十八夜
3旅行者血栓症、水分不足で起こることも。憲法記念日
4旅行者血栓症、足踏みやマッサージで予防する。みどりの日
5いつもと違う子どもの様子、体調変化のサイン。こどもの日
6ウイルス感染予防のため、子どもの手洗い徹底を。振替休日
7子どもの夜型生活、成長の遅れにつながる。 
8筋肉・臓器・皮膚など体の主成分、タンパク質。 
9タンパク質が豊富な、大豆・鶏ささみ・まぐろ。 
10骨の形成、筋肉・神経の働きに関わるカルシウム。旧4.1
11カルシウムの吸収を高める、ビタミンD。 
12育児や家事は、家族や周囲の協力が大切。 
13マタニティマークを付けている人、周囲が配慮を。 
14妊娠中、カルシウム・鉄・ビタミンDの不足に注意。 
15妊娠・出産期、うつ病を発症することも。 
16更年期、趣味やスポーツを楽しみ前向きに。 
17男性の更年期障害、ストレスや生活環境が一因。 
18脂質の摂取を控え、更年期の肥満を予防。 
19大豆に含まれるイソフラボン、更年期の症状を緩和。 
20胆のうや胆道の中に石ができる、胆石症。 
21胆道に結石が詰まると、腹痛・嘔吐などの症状。小満
22食生活の欧米化で、増えるコレステロール結石。 
23感情や意欲が極端に落ち込む、うつ病。 
24うつ病、出産や昇進など環境の変化も一因。旧4.15
25うつ病の症状、不安感・睡眠障害・食欲不振。 
26気持ちが落ち込んだら、誰かに相談しよう。 
27ストレスから遠ざかり、休養してうつ病の治療を。 
28喫煙、体内のビタミンCが大量に消費される。 
29禁煙中、歯磨きで気を紛らわせよう。 
30禁煙に自信がないときは、禁煙外来に相談を。 
31周囲の人の健康もおびやかす、たばこの煙。