インフルエンザに感染すると38℃以上の発熱、咳(せき)、のどの痛み、全身の倦怠感などの症状が現れます。
ウイルスはA型・B型・C型が存在し、主に毎年間題となるA型にも種類があります。年によって流行する型は異なり、新型ウイルスが発生することもあります。感染の多くは、感染者の咳などから放出されたウイルスを吸い込んで感染する飛沫感染、ウイルスが付着した衣服や物などに触れて感染する接触感染で、予防対策はうつらないようにすることが第一です。
人が多く集まる場所から帰宅したときには手洗いとうがいをしっかり行い、さらにアルコールを含んだ消毒液で手を消毒することも予防の効果があります。また、栄養と睡眠を十分にとり、抵抗力を高めておくなど、普段の健康管理も怠らないようにしましょう。感染したときは職場や学校に行かない、窓を開け部屋を換気する、マスクを着用するなど、うつさない配慮が大切です。
主食、主菜、副菜がそろう栄養バランスのよい食事を規則正しくとることはインフルエンザの予防につながります。
レバー、うなぎ、卵、にんじん、かぼちゃなどに含まれるビタミンAは、免疫力を高めてくれます。不足すると気管支の粘膜が薄くなってウイルスに感染しやすくなるので、積極的にとりましょう。
また、タンパク質と多糖類が結合してできたムチンも、インフルエンザの予防に効果的です。ムチンは、納豆、オクラ、山芋などネバネバする食べ物に多く含まれ、気管や消化管などの粘膜の表面をカバーし、感染症の予防に効果を発揮します。ムチンの持つタンパク質分解酵素は熱に弱いので、生のまま食べるか、加熱を最小限に抑えるなど調理の工夫が必要です。
のどが痛むときや、いがらっぽいとき、また扁桃炎や咽頭炎を起こしたときには、孔最(こうさい)が効果的です。
肘を曲げて力を入れると盛り上がる太い腱の外側指幅約4本分下にある孔最は、ペンなどの先端の尖ったもので、皮膚がうっすら赤くなるまで押す。1月 January 2013 | |||
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1 | 火 | 家族みんなで話し合おう、今年の健康目標。 | 元旦 |
2 | 水 | 多彩な食材・調理法で栄養満点、おせち料理。 | |
3 | 木 | おせち料理の黒豆、血液をサラサラに。 | |
4 | 金 | 栄養バランス、糖質・脂質を控え野菜を多めに。 | |
5 | 土 | 健康目標を立て、食生活を点検する習慣を。 | 小寒 |
6 | 日 | 適正体重を知り、活動に見合った食事量を。 | |
7 | 月 | 疲れた胃腸を休めビタミンを補う、七草がゆ。 | |
8 | 火 | 主食・主菜・副菜に、汁物や果物をもう一品。 | |
9 | 水 | 主菜と副菜に、揚げ物などの同じ調理法を重ねない。 | |
10 | 木 | 1日に野菜350g、果物200g食べよう。 | |
11 | 金 | 小松菜のカルシウム、ほうれんそうの3倍以上。 | |
12 | 土 | 血行をよくして体を温める、にら。 | 旧12.1 |
13 | 日 | 加熱に強い、カリフラワーのビタミンC。 | |
14 | 月 | 成人しても、短時間の大量飲酒は大いに危険。 | 成人の日 |
15 | 火 | 室内の加湿を心がけ、こまめな換気で風邪予防。 | |
16 | 水 | 風邪をこじらせると、持病が悪化するおそれ。 | |
17 | 木 | 風邪をひいたとき、脂肪・食物繊維は控えよう。 | 土用 |
18 | 金 | 風邪のとき、しっかり食べてエネルギーを確保。 | |
19 | 土 | 風邪の初期、栄養・保温・安静で早めに撃退。 | |
20 | 日 | 食べ物の細菌が気管に入り起こることもある、肺炎。 | 大寒 |
21 | 月 | 肺炎の症状、咳・発熱・痰・胸の痛み。 | |
22 | 火 | 風邪と見分けがつきにくいマイコプラズマ肺炎。 | |
23 | 水 | マイコプラズマ肺炎、発症の多くが10〜30歳代。 | |
24 | 木 | 結核菌に免疫のない若者の結核が増加。 | |
25 | 金 | 結核、感染してから数十年後に発症することも。 | |
26 | 土 | 初期の結核、自覚症状があまりなく咳・発熱など。 | 旧12.15 |
27 | 日 | 免疫は細菌・異物から体を守る防御システム。 | |
28 | 月 | 整腸作用のある食品で、免疫力を高めよう。 | |
29 | 火 | 主食・主菜・副菜がそろう栄養食、鍋料理。 | |
30 | 水 | 鍋の春菊や水菜、ベータ-カロテン豊富で風邪を予防。 | |
31 | 木 | 鍋の締めに雑炊やうどん、消化のよいエネルギー源。 |