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肝臓

お酒の飲み過ぎ、酔いだけでなく肝臓に負担


肝臓の健康を守るために

 お酒を飲む機会が増える忘年会シーズン。体内に入ったアルコールは胃、十二指腸、小腸などから吸収され、血液に運ばれて肝臓に送られます。
肝臓はアルコールを分解して無害な物質に変えて全身に送り出す臓器ですが、分解が間に合わないと、アルコールは血液とともに全身をめぐり、脳や神経に作用し、働きを鈍らせて「酔い」状態となります。

 また、暴飲暴食で肝機能が低下すると、まず栄養素の供給が滞り、さらに有害物質や老廃物が排泄されなくなり体内に蓄積されます。悪化すると脂肪肝が起こり、放っておくと急性肝炎、慢性肝炎へと進行することもあります。

 肝臓は悪くなっても症状があらわれにくいので肝機能に異常がないか定期的に検査することが大切です。アルコールはほどほどにして休肝日をつくる、しっかり睡眠をとるなど、肝臓に負担をかけない生活を心がけましょう。

暴飲暴食に注意し、肝臓の機能を高める成分を

 肝臓の機能を健康に保つためには、1日3回の食事をできるだけ規則正しくとり、均等の量に分けて食べると負担をかけません。深夜の飲食や、朝食抜き、暴飲暴食など、リズムを崩す食生活は禁物です。

 タンバク質は肝細胞の再生のために重要な栄養素ですが、とり過ぎは肝臓に負担をかけることもあるので、注意しましょう。

 また、強力な抗酸化作用があり、肝臓の機能を強化するクルクミンも積極的にとりたい栄養素のひとつ。カレー、ウコン茶に含まれています。

 この他、肝機能を強化し、解毒作用を活性化するメチオニンはレバーや牛乳などで、過酸化脂質の生成を抑制して肝臓の負担を軽減する大豆サポニンは納豆や高野豆腐などで補いましょう。

飲酒の席で肝臓を守る心がけチェック
忘年会シーズン、飲み過ぎに注意し、肝臓を守る飲み方を心がけることが大切。
次の項目をチェックしましょう。
  • 強い酒は薄めて飲む。
  • 談笑しながら楽しく飲む。
  • 無理強いはやめる。
  • 食べながらゆっくりと。
  • 週に2回は休肝日を。
※あくまでも目安です。
肝機能を高めるツボ

肝機能を高めるにはエネルギーが出る関元(かんげん)、肝臓に直結している肝兪(かんゆ)、分解・解毒作用を促進する太衝(たいしよう)が効果的です。

  • へそから指幅約3本分ほど下にある関元は、お腹をなでて温めるようにツボ周辺をマッサージする。
  • 背中の上下中央より少し上、背骨をはさんだ両側にある肝兪は、背中に両手のひらをつき左右同時にやや力を込めて押す。
  • 親指と人さし指の股から足首へ向かう途中、大きな骨の手前のくぼみにある太衝は親指の腹で繰り返し押す。

※ツボは体格により個人差がありますので、イラストの位置とは多少異なる場合があります。

12月 December 2012
1日常生活では感染しないHIV、偏見なくそう。 
2エイズ、心配がある場合は放置せず検査を。 
3体の抵抗力を高めて、風邪を予防しよう。 
4寒さよりも、温度変化が風邪をひく原因に。 
5ウイルスの侵入防止と、喉の保湿にマスクを。 
6風邪予防に、ねぎやしょうがを食事にとり入れよう。 
7栄養と水分補給、睡眠と休養で風邪を追い出そう。大雪
8食事前とトイレ後は、せっけんで手洗いしノロウイルス予防。 
9わずかなウイルスで感染する、強い感染力のノロウイルス。 
10ノロウイルス発症時、下痢止め薬は回復を遅らせる。 
11免疫力を高める、ビタミンA・C・Eと食物せんい。 
12適度な運動・禁煙・体を冷やさないことが免疫力アップに。 
13けんしょう炎、初期の痛みの我慢が悪化を招く。 旧11.1
14けんしょう炎になったら、安静にすることが大切。 
15頻尿・排尿痛・尿のにごりは、膀胱炎の疑い。 
16清潔を心がけ、十分な水分と睡眠で膀胱炎予防。 
17タンパク質・ビタミン・食物せんいを多く摂れる鍋料理。 
18油をほとんど使わない鍋料理は、低カロリーな健康食。 
19根の部分にビタミンC・カリウムなどが含まれる大根。 
20冬のほうれん草、夏の約2倍のビタミンC含む。 
21ビタミンA・C・Eが豊富なカボチャで風邪知らず。 冬至
22食べながらのゆっくり飲酒で、肝臓を守ろう。 
23お酒は飲む量と回数を控える「少量・節飲」が大切 天皇誕生日
24食道炎などのリスクが高まる強いお酒は、薄めて飲もう。振替休日
25血液検査の数値を把握し、肝臓の異常を早期発見。 
26大量のアルコール摂取は、肝臓疲労の要因に。 
27自覚症状があらわれない、「沈黙の臓器」肝臓。 旧11.15
28肝臓内の中性脂肪が増え過ぎた状態、脂肪肝に注意。 
29勤労意欲の高い日本人、社会活動への参加で健康長寿に。 
30「生きがい」のある生活が、健康的な長寿の秘訣。 
311年を振り返り、来年の健康づくりにいかしていこう。