関節痛とは筋力の低下や軟骨のすり減りが原因で、関節が痛む症状をいいます。強い痛みがなくても動きが少し不自由になるだけで、転倒の危険が高まります。転倒時にふと手をついた、足首をひねった程度でも、骨折してしまうことがあり、中でも高齢者の下半身の骨折は日常生活にも影響するので注意しましょう。
高齢になるほど発症する人が増え、手足、ひじなどに起こりますが、特に膝に多くあらわれます。膝痛のほとんどは「変形性膝関節症」によるもので、膝への衝撃を吸収する軟骨がすり減ることで生じる炎症が原因です。痛いからといって安静にし過ぎていると、軟骨細胞に酸素や栄養が行きわたらず、軟骨はますます減少してしまいます。
無理のない範囲で、体を動かすことを日々の習慣にし、軟骨細胞に栄養を送るよう心がけましょう。
骨を構成する重要な成分にマグネシウムとカルシウムがあります。カルシウムを多く摂取するとマグネシウムの排泄量が増えるので、マグネシウムとカルシウムとの摂取バランスは1対2が望ましいとされています。
マグネシウムはアーモンド、カシューナッツ、大豆など、加工していない食品に広く含まれ、カルシウムは小魚、牛乳などに多く含まれています。
効率よく摂取できる食品として注目されている豆腐には凝固剤としてにがり(塩化マグネシウム)が使われ、同時にカルシウムも含むためマグネシウムの吸収を高めます。また、関節軟骨の主成分であるコラーゲンが不足すると、関節軟骨が薄くなり、骨と骨とが直接こすれ合い、痛みや関節の変形を起こすことがあります。コラーゲンは鶏の手羽先をゆっくり煮込んだスープなどでとることができます。
膝関節の痛みには、関節周辺の筋肉をほぐす梁丘(りょうきゅう)・血海(けっかい)、膝から下の重くだるい感じには、承山(しようざん)が効果的です。
9月 September 2012 | |||
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1 | 土 | ビタミンB1たっぷりの秋野菜、さつまいも。 | 旧7.15 |
2 | 日 | かぶのアミラーゼには、消化を助ける働き。 | |
3 | 月 | 筋肉が弱くなって起こる、ひざなどの関節痛。 | |
4 | 火 | 関節周辺の筋肉強化で、軟骨の生成を促進しよう。 | |
5 | 水 | ひざの痛み、原因の多くは変形性膝関節症。 | |
6 | 木 | ひざへの負担となる肥満の解消で、ひざの痛みを予防。 | |
7 | 金 | 熱感や腫れを伴うひざの痛み、化膿性膝関節炎の疑い。 | 白露 |
8 | 土 | ひざの痛みが続くときは、早めに整形外科を受診しよう。 | |
9 | 日 | 救急処置時、患者の衣服ゆるめ安静にさせる。 | |
10 | 月 | 救急処置は、患者の体を移動させないのが原則。 | 二百二十日 |
11 | 火 | 傷口の処置は手を洗い、清潔なガーゼや布を使おう。 | |
12 | 水 | 骨折の危険因子、喫煙と過度の飲酒。 | |
13 | 木 | 運動前のウオーミングアップで、ねんざを予防。 | |
14 | 金 | ねんざしたら軽傷と思わず、早めに受診しよう。 | |
15 | 土 | 筋力強化の運動、無理しない程度に毎日続けること。 | |
16 | 日 | 筋力強化している部分の筋肉を、意識して動かそう。 | 旧8.1 |
17 | 月 | 十分な休養と体を動かす習慣で、高齢でも健康に。 | 敬老の日 |
18 | 火 | 免疫異常反応によって起こる、関節リウマチ。 | |
19 | 水 | 関節リウマチの症状、朝のこわばりや腫れ。 | |
20 | 木 | 関節リウマチの放置は関節変形の要因、早期治療を。 | |
21 | 金 | 肺・心臓などにも炎症が及ぶ、関節リウマチ。 | |
22 | 土 | 骨の代謝バランスが崩れて起こる、骨粗しょう症。 | 秋分の日 |
23 | 日 | 骨の強化で骨量アップ、骨粗しょう症対策。 | |
24 | 月 | 骨を強くする栄養素、カルシウム・ビタミンD・K。 | |
25 | 火 | 日光を適度に浴びて、ビタミンDを活性化しよう。 | |
26 | 水 | 動脈硬化の危険因子にもなる、骨粗しょう症。 | |
27 | 木 | カルシウムは、牛乳や乳製品でとると高吸収率。 | |
28 | 金 | 野菜でとるカルシウム、酢と合わせて吸収率アップ。 | |
29 | 土 | 骨や軟骨の形成に重要な役割、コラーゲン。 | |
30 | 日 | コラーゲンは、動物性食品の骨や皮に豊富。 | 旧8.15 |