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うつ

脳の神経伝達物質の減少が一因、心の不調は病院へ

増加するうつ病の患者数

 ストレス社会を背景にうつ病は、ここ数年で激増しています。うつ病になるとイライラする、ゆううつな気分になるといった心の不調や、眠れない、頭が痛い、肩がこるなどの体の不調が起こり、日常生活に支障をきたします。

 出産や昇進など、環境の変化が原因になるケースもありますが、持って生まれた性格なども関係があると考えられています。

 うつ病になる詳しい原因はわかっていませんが、脳内の情報伝達で重要な役割を担うセロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質が減少して脳の働きに支障が生じ発症するという説があります。不調が自然に改善するなら心配ありませんが、長く続く・繰り返すときは自然に治ることは少ないので、早めに医師に相談してみましょう。また、回復を急がず、ストレスからできるだけ遠ざかってゆっくり休養することも大切です。

精神を安定させる食品を中心にとろう

 うつ症状の緩和には感情をコントロールして精神を安定させる、セロトニンの分泌を増やすことが効果的と考えられています。セロトニンを分泌させるためには必須アミノ酸のひとつトリプトファンが必要で、大豆、チーズ、牛乳などトリプトファンを多く含む食品を積極的にとることが大切です。

 また、精神安定に効果のあるビタミンB1が多く含まれたにんにく、玄米などもおすすめ。このビタミンB1は「精神ビタミン」ともいわれ、体内にとり込まれると副交感神経が優位になり、心身の緊張がほぐれてくるといわれています。また、おいしいものを楽しくリラックスして食べることもストレス解消に効果的です。ときには気の合う人と外食に出かけるなど、食事環境を変えてみましょう。

うつ病が疑われる症状チェック
以下の症状が長く続く・繰り返すときは、うつ病の可能性があります。
今すぐチェックしてみましょう。
  • これまで好きだったことへの興味がなくなった。
  • 過去の小さなことを思い出して悩んでしまう。
  • 朝、目覚めたとき、ゆううっな気持ちになる。
  • 動いていないのに、疲れやすい。
  • 食事をおいしいと思わなくなった。
※あくまでも目安です。結果を参考に医師の診断を受けましょう。
軽いうつに効果的なツボ

気分がふさぐとき、軽いうつ症状のときは、手のひらの労宮(ろうきゅう)を刺激すると血流がよくなってリラックス効果が得られます。

 手のひらの中央、握りこぶしをつくると中指と薬指の先端が触れるあたりにある労宮は、やや強めに押す。
※ツボは体格により個人差がありますので、イラストの位置とは多少異なる場合があります。

5月 May 2012
1カテキンで、体に有害な環境ホルモンの働き防止。 八十八夜
2腸内環境を整える、緑茶のカテキン。 
3アレルギー症状を引き起こす、ハウスダスト。 憲法記念日
4こまめに掃除して、ハウスダストをなくそう。 みどりの日
5子供の食事、よく遊ばせて空腹感を持たせてから。 こどもの日
6子供のかかる病気のほとんどは感染症。 
7よくある子供の嘔吐、頻発する場合は要注意。 
8成人女性の多くが持っている、子宮筋腫。 
9加齢による子宮下垂、腹痛・腰痛の原因にも。 
10閉経期以降の萎縮性膣炎、子宮がんの可能性も。 
11疑わしいこり発見時は、乳がん専門医の受診を。 
12動物性脂肪の過剰摂取も、乳がんの発症率を高める。 
13家族が気づいたら受診をすすめよう、更年期障害。 
14更年期障害は、女性ホルモンのバランスの崩れが一因。 
15更年期と感じたら、心身両面から健康チェックを。 
16無理せず楽しみを見つけて更年期を乗り切ろう。 
17基分がいつも沈む・楽しくないは、うつのサイン。 
18体に不調があらわれることもある、うつ。 
19しっかり休養・治療が大切、うつ病の症状回復。 
20うつ病は、神経伝達物質の減少が一因とも。 
21周囲にサポートしてもらい、うつ病を乗り越えよう。 旧4.1
22目覚めての1杯の水で、腸に刺激を与えよう。 
23朝食後、便意がなくてもトイレへ行く習慣を。 
24忙しいときの便意の我慢、便秘を招くおそれ。 
25食物せんいの多い押し麦をご飯に加え、便秘予防。 
26町内環境を整えるには、体に合った発酵食品を。 
27悪玉・善玉・日和見のバランスが大切、腸内細菌。 
28がん・動脈硬化・糖尿病のリスクを高める喫煙。 
29禁煙成功への近道、しっかり準備と心がまえ。 
30困難な禁煙、補助薬利用や医療機関受診も視野に。 
31失敗しても何度も挑戦、あきらめないで禁煙を。