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骨粗しょう症

体を支える骨はカルシウムの貯蔵庫
骨粗しょう症のメカニズム

骨粗しょう症は骨密度が低下し、骨折が起きやすくなる病気です。通常は破骨細胞が古くなった骨を壊し、骨芽細胞が新しい骨をつくることでバランスが保たれています。しかし加齢とともに骨代謝のバランスが崩れがちになり、65歳以上では約3分の1の人が骨粗しょう症にかかっているといわれています。

  骨は体を支える骨格としての役割の他に、カルシウムの貯蔵庫の働きもあります。カルシウムは心臓などの筋肉の収縮、ホルモンの分泌などに不可欠な物質で、血液中のカルシウムが不足すると破骨細胞が骨を壊して供給するため、骨がスカスカの状態になります。予防には、カルシウム、ビタミンD、マグネシウムなどをバランスよく摂取することが大切。さらにカルシウムが骨に定着するのを助ける適度な運動と、皮膚でビタミンDを合成する日光浴などを合わせると効果が高まります。


カルシウムの摂取にはビタミンDが重要

 骨を丈夫にするためには、牛乳や骨ごと食べられる小魚など、カルシウムを多く含む食品とともに、その吸収を高めてくれるビタミンDをあわせてとることが大切です。
ビタミンDは、腸でのカルシウム吸収をよくする、骨をつくる骨芽細胞の働きを助ける、カルシウムが尿で排泄されるのを防ぐ、筋肉に作用して転倒を防止するなどの効果が期待できます。

 ビタミンDは脂溶性なので動物性食品のほうが効率よく吸収されますが、きのこ頬でも炒め物や揚げ物にすれば吸収率がアップ。一方、塩分はとり過ぎるとカルシウムの利用効率を悪くするので控えめに。
この他、アルコールやニコチンはカルシウムの吸収を悪くするので注意が必要です。減塩メニューの味つけ例

弱っていませんか?骨の健康チェック
自分では気づきにくい骨の健康度。
骨粗しょう症の予防対策として、次の項目に当てはまる人は気をつけましょう。
  • 牛乳や乳製品をあまり食べない。
  • 天気のよい日でもあまり戸外に出ない。
  • ちょっとしたことで骨折したことがある。
  • 最近背丈が縮んだような気がする。
  • 運動はもちろん、体を動かすことが少ない。
※あくまでも目安です。結果を参考に医師の診断を受けましょう。
高齢者の健康に効果的なツボ

加齢による筋力や運動機能の低下を予防するには、心身の調子を整えて、全身の活力をつける腎兪(じんゆ)が効果的です。

一番下の肋骨の先端と同じ高さ、背骨をはさんだ両側にある腎兪は、両手の親指でじっくりと指圧する。


※ツボは体格により個人差がありますので、イラストの位置とは多少異なる場合があります。

3月 March 2012
1抗酸化作用のあるビタミンCが豊富な、菜の花。 
2春の新キャベツ、ビタミン・ミネラルがたっぷり。 
3風邪を引いたとき起こしやすい、急性中耳炎。 
4子どもに多い中耳炎、放置すると難聴のおそれ。 
5前ぶれなく起こる、突発性難聴に注意。 啓蟄
6片方の耳だけ聞こえにくいときでも、すぐに受診を。 
7耳鳴りなどの後遺症を招く突発性難聴、早期治療を。 旧2.15
8めまいが起きたら、すぐに診察を受けて原因究明を。 
9早期治療が大切、耳鳴り・難聴を伴うめまい。 
10体の動きを感じる器官の障害が原因のめまいも。 
11皮膚・粘膜・目を丈夫にするビタミンA。 
12ビタミンAで老化やがんに強い体づくりを。 
13ビタミンB1は、集中力や記憶力向上に有効。 
14白米よりも、胚芽米や玄米に豊富なビタミンB1。 
15納豆に豊富なビタミンB2で、新陳代謝促進。 
16タンバク質の分解と合成に不可欠、ビタミンB6。 
17皮膚や骨を丈夫に保つ、コラーゲン生成に働くビタミンC。 
18ビタミンCを多く含む、赤ピーマンなどの野菜。 
19ビタミンD、日光に当たると体内でもつくられる。 
20ビタミンA・Cと合わせて抗酸化効果倍増ビタミンE。 春分の日
21血液凝固作用で止血効果がある、ビタミンK。 
22葉酸が欠乏すると、口内や舌の炎症の原因に。 旧3.1
23体内でビタミンAに変換される、力ロテン類。 
24複数の野菜・果物からの摂取が有効、β-カロテン。 
25人間の体を構成している、20種類のアミノ酸。 
26必須アミノ酸をバランスよく含む、良質タンバク質。 
27アミノ酸は、さまざまな食材からの摂取が効果的。 
28筋肉や臓器のエネルギーとして使われるブドウ糖。 
29ブドウ糖の不足は、脳の働き低下につながる。 
30エネルギーに欠かせない三大栄養素のひとつ、脂質。 
31総コレステロール値を下げる、リノール酸。