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糖尿病

全身に合併症を引き起こすこわい糖尿病

 もともと日本人は糖尿病になりやすい体質で、糖尿病が疑われる成人は、予備群も含め5人に1人ともいわれています。糖尿病とは血液中に溶けているブドウ糖の濃度が高い状態が続く病気で、どこかが痛くなるなどの自覚症状がほとんどなく次第に悪化するので注意が必要です。

 かなり病気が進行するとのどが渇く、トイレが近くなる、目がかすむなどの症状があらわれます。血糖が高い状態が続くと毛細血管に傷がつき、それにともなって動脈硬化が進行します。また全身の細胞の働きも低下してさまざまな合併症が起こります。微小動脈閉塞が進行すると末梢神経障害や網膜症、腎症などの三大合併症が引き起こされることになります。

 定期的に検査を受け、血糖値が高いと診断された場合は、食生活を改善するなど、早めに対策を立てて進行を食い止めるようにしましょう。


糖尿病の合併症
血糖の上昇を抑える水溶性食物繊維をとろう

 糖尿病の予防には水溶性食物繊維が注目されています。コレステロールや糖質の腸内からの吸収を妨げ血清コレステロールや血糖の上昇を抑える作用があり、脂質異常症や糖尿病の予防効果が期待されています。昆布、こんにゃく、山芋などに多く含まれているので積極的にとるようにしましょう。

 また、番茶に含まれるポリサッカライドという成分は血糖値を下げる効果があります。この他、黒豆に含まれる酵素はインスリンの分泌を促進し、糖尿病改善に効果が期待されています。酢に含まれる酢酸も、食物を胃から小腸へ送り出す時間を遅くし、糖質の消化吸収を遅らせる作用があります。

 反対に、脂肪の多い肉、油を多く使う揚げ物・炒め物、調味料のつけすぎなどは控えるようにしましょう。

糖尿病を招きがちな食生活チェック
糖尿病を招かないためには、血糖値を上げない食事のとり方が重要。
次の項目に当てはまる人は、食生活を見直してみましょう。
  • 食事の時間が不規則。
  • 野菜をあまり食べない。
  • 新聞やテレビを見ながら「ながら食い」をしている。
  • マヨネーズやドレッシングが好き。
  • 大ぶりの茶碗を使っている。
※あくまでも目安です。結果を参考に医師の診断を受けましょう。
糖尿病の症状に効果的なツボ

糖尿病の症状のひとつである、のどの渇き・痛み・不快感などには曲池(きょくち)、ぼんやり感や全身のだるさには天柱(てんちゆう)が効果的です。

  • ひじの曲がり目の親指側のくぼみにある曲池は、ひじをつかむようにして親指でしっかり押す。
  • 首の後ろの髪の生え際にある2本の太い筋肉の外側のくぼみにある天柱は、親指で押す。

※ツボは体格により個人差がありますので、イラストの位置とは多少異なる場合があります。

11月 November 2012
1体がほぐれると心もリラックスする、体操の効果。 
2体操の習慣は、正しい姿勢や体力の維持にもつながる。 
3夢中になれることを見つけて脳を活性化、認知症予防。 文化の日
4認知機能障害で起こる認知症、脳血管疾患の治療で改善も。 
5脳血管性認知症の危険因子、運動不足・肥満・飲酒・喫煙。 
6早期発見で改善できる認知症もある、医療機関に相談を。 
7家族や周囲が、認知症についてしっかり理解しよう。 立冬
8体の免疫力を高めて、がん予防をはかる。 
9免疫力を高めるために、バランスのよい食事と運動を。 
10動物性脂肪のとり過ぎ、過食も発がんを高める要因に。 
11がん予防効果が高いとされる、にんにく・キャベツ。 
12生活習慣を見直し、健康な体を維持してがん予防。 
13説明がわかりやすい、医師のいる医療機関を選ぼう。 
14よい医師・病院は、質問にていねいに答えてくれる。 旧10.1
15現在治療を受けている病院以外で、意見を求める方法も。 
16症状を伝えるとき「いつから・どこが・どのように」。 
17症状や質問をメモにまとめて、受診をスムーズに。 
18飛沫感染するインフルエンザ、流行時は人ごみを避けて。 
19空気の乾燥でウイルス活発化、加湿器やマスクで予防。 
20インフルエンザ予防、流行前のワクチン接種が効果的。 
21外出からの帰宅時には、手洗いうがいを忘れずに。 
22インフルエンザの治療薬、医師の指示に従おう。小雪
23疲れた体に効果のある、レモンや梅干し。勤労感謝の日
24疲労には、疲労物質の乳酸の筋肉内蓄積が関係する。 
25とれにくい疲れ、血液循環が悪化している可能性。 
26ビタミンB1とアリシンの組み合わせで、疲労回復。 
27空気が乾燥すると肌の水分が蒸発、乾燥しやすい。 
28乾燥肌は保湿が大切、尿素入りのクリームを上手に使う。 旧10.15
29加湿器などで部屋の湿度を保ち、乾燥肌を予防。 
30肌に必要な油分を奪う、石けんのつけ過ぎに注意。