家庭の健康管理

肩凝り
正しい姿勢を心がけて、首や肩に起こる不快感を予防

肩凝りの予防対策 肩凝りとは、首や肩に起こる不快感やこわばり、痛みなどの総称です。

 パソコンの前で長時間同じ姿勢をとる、前かがみでデスクワークを行う、寝転がってテレビを見るといった悪い姿勢は肩凝りの原因になります。

 同じ姿勢を続けることで、肩甲骨を支える筋肉の血行に障害が起こり、張りや痛みが出てきます。

 ほかに、肥満やストレス、眼精疲労、高・低血圧、慢性頭痛、胃炎など消化器の病気が原因で起こることもあります。

 肩凝りを予防するには、正しい姿勢を心がけることが大切です。

 気が付いたら頭を横に傾けたり、肩を回したりして体をほぐしましょう。


体を温める食材や、筋肉をほぐすビタミンB群を

体を温める食材 ビタミンB群を多く含む食品 肩凝りは、血行を促す食事内容で間接的に解消することができます。

 例えば赤とうがらし、ねぎ、にんにくなど体を温める食材を取り入れ、野菜はなるべく温野菜でとるようにします。

 アーモンド、かぼちゃ、うなぎなどビタミンEの豊富な食材は血行促進に役立ちます。また、エネルギー代謝を活発にし、体温を上げることも大切です。

 豚肉、納豆、さんま、卵などビタミンB群を含むものを食べることで、エネルギー代謝を円滑にし、筋肉のこわばりを解きほぐすことができます。

 ただし体によいといっても、偏ったメニューは避け、外食ではふだん食べないものを選ぶなど、バランスのよい食生活を心がけましょう。


「生活改善で肩凝りを防ごう」
  1. 背すじを伸ばし、正しい姿勢を
  2. 体操で定期的に体をほぐす
  3. 体を温める食材を
  4. ビタミンEで血行促進
  5. ビタミンB群で筋肉をほぐす

肩凝りに効果的なツボ

肩から肩甲骨にかけての慢性的な凝りの解消や、腕や肩から背中に続く痛みには膏肓(こうこう)が効果的です。

肩甲骨の内側、際のラインの中央にある膏肓は、カを入れ過ぎないように、ゆっくり指圧する。
※ツボは体格により個人差がありますので、イラストの位置とは多少異なる場合があります。