家庭の健康管理

過眠症
過眠症は生活リズムを整え、睡眠時間をしっかり確保

過眠症の症状 過眠症の予防対策 過眠症とは、夜眠っているにもかかわらず日中に強い眠気が生じ、起きているのが困難になる状態です。

 眠気のほかに、集中力が続かないなどの症状が現れることもあります。

 会話中や食事中など、普通では眠らない状況で居眠りをしてしまうような強い眠気が、1か月以上続く場合はできるだけ早めに医師に相談しましょう。

 規則正しい生活リズムを心がけ、眠気をコントロールするために、日中の時間帯に10〜30分程度の昼寝をする時間をつくることも大切です。


夕食は腹八分目を心がけ、魚、卵などのたんぱく質を

安眠のための食事 寝る前に空腹なとき 安眠のために、夕食は腹八分目にして、寝る3時間前までに済ませましょう。

 満腹になるまで、あるいは寝る直前に食べると、胃腸の活発な消化活動が必要になり、体が興奮した状態になるため寝つきが悪くなります。

 夕食は代謝が上がり過ぎる肉類、揚げ物はなるべく避け、魚や卵、豆類などで新陳代謝に必要なたんぱく質を十分にとるよう心がけましょう。

 また空腹の場合も満腹のときと同じように、脳が興奮状態になってしまうことがあります。

 空腹で眠れない場合は、精神を安定させるカルシウムが豊富なホットミルクか、バナナ1本程度にとどめておきましょう。


「過眠症を予防するために」
  1. 規則正しい生活リズムが大切
  2. 日中の時間帯に昼寝を
  3. 夕食は腹八分目、寝る3時間前までに
  4. たんぱく質を十分にとる
  5. 空腹で眠れないときはホットミルクを

入眠に効果的なツボ

自律神経の高ぶりを抑え、体をほぐして入眠を促すには、緊張感をほぐす安眠点(あんみんてん)と、失眠(しつみん)が効果的です。

  • 耳たぶのすぐ後ろのくぼみから、指幅約1本分後頭部側にある安眠点は、親指の腹を当て、頭の重みを乗せるようにして押す。
  • 足の裏、かかとの中央にある失眠は、つまようじを15本程束ねてつくる“つまようじ鍼(ばり)”などで、やや強く刺激する。

※ツボは体格により個人差がありますので、イラストの位置とは多少異なる場合があります。