難聴は「伝音難聴」と「感音性難聴」の2つに分けられます。
伝音難聴は耳あかのつまりや、中耳炎による炎症などが主な原因です。
感音性難聴は、耳の最内部から脳までの聴覚器官の障害が原因となって起こる難聴で、加齢に伴い徐々に有毛細胞が変化して起こる「加齢性難聴」、片側の耳に急に難聴が起こる「突発性難聴」などがあります。
難聴の予防は、うるさい場所では耳栓を使用するなど、騒音対策を万全に。
ストレスが原因になることもあるので、1日の中で少しでも心身をリラックスさせる時間をつくり、発散させましょう。
難聴予防のためには、偏りのない食事が基本です。
ビタミンB群は難聴に有効な栄養素で、大豆、豚肉、ごま、ピーナッツに豊富に含まれています。
特にあさり、しじみ、レバー、さんまなどに多く含まれるビタミンB12は、傷ついた末梢神経の修復を助ける働きがあるので、積極的にとるとよいでしょう。
また、かんきつ類などの果物に多く含まれるビタミンCは、ストレスの緩和を促し、難聴の症状改善に働きます。
アルコールやたばこ、カフェインを多量に摂取すると、耳の最内部の障害を引き起こすことがあるので注意しましょう。
耳鳴りには聴宮(ちょうきゅう)、中耳炎・外耳炎には耳門(じもん)で、これらは難聴にも有効。
角孫(かくそん)は慢性的な耳の痛みに効果的です。