糖尿病は、血液中の糖が慢性的に多くなる病気です。
かつては50〜60歳代で発症する病気と考えられていましたが、最近は30〜40歳代の働き盛りでの発症が増えています。
この年代での発症は体質に加え、過食や運動不足、精神的ストレス、睡眠時間の偏りなどの生活習慣が原因と考えられます。
まず生活習慣を見直し、早期発見のために血糖値の検査を受けることが大切です。
糖尿病と診断されても、自覚症状がないため仕事の忙しさなどを理由に治療を受けず、進行するケースもあるので注意が必要です。
血糖値をコントロールするために、食べ過ぎに注意して、ビタミン、ミネラル、たんぱく質、脂質などをバランスよくとりましょう。
食事の最初に力ロリーの低い野菜で空腹を満たすことも有効です。
蒸す、ゆでるなどの調理で、かさを減らし食べやすくするのもよいでしょう。
消化吸収されやすい精白米を多く食べると糖尿病の発症リスクが高まるおそれがあるので、食べ過ぎには要注意。
酢や乳製品には血糖値の上昇を抑える働きがあります。
精白米に食物繊維の多い食品と酢を組み合わせたちらし寿司や、牛乳を加えたミルクリゾットにするのもよいでしょう。
糖尿病には、すい臓の機能を高める脾兪(ひゆ)と三陰交(さんいんこう)、症状の一つである、のどの渇きを緩和する曲池(きょくち)が効果的。