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第1話  食品中のカルシウム量は?

 私たちが健康な毎日を送るためには、ふだんからカルシウムが多く含まれた食品を十分にとることが大切です。
 まず、食べやすさと吸収のよさを考えれば牛乳・乳製品が優れています。その理由は、牛乳中のカルシウムはタンパク質に結合した形で含まれているからです。
 次に、優れたカルシウム食品としてあげたいのが豆腐です。緑葉野菜やビタミンDの多い干ししいたけをたっぷり入れた湯豆腐にすれば、絶好のカルシウム食になります。
 さらに、昔から日本人は、桜えび、わかさぎ、めざし、しらす干しのような小魚やひじき、のり、わかめなどの海藻もカルシウムを多く含む食品として食べてきました。海産物は、ミネラルの宝庫です。
 意外にカルシウムを多く含む小松菜や春菊などの緑葉野菜は、100g中のカルシウム含有量としては、先にあげた食品には及びませんが、ビタミンAやビタミンCを豊富に含むので、栄養のバランスを考えると大切なカルシウム源となります。

■カルシウム吸収を助けるビタミンDの豊富な食品


■吸収率順カルシウムの多い食品


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