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第1話  カルシウムを上手にとるために

 牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの牛乳・乳製品に含まれるカルシウムは腸で最も吸収されやすいので、積極的に食べるようにしましょう。間食として飲む(食べる)だけでは量に限りがありますので、毎日のお料理にとり入れると良いでしょう。
 また、豆腐に含まれるカルシウムも吸収率がよいので、できるだけ毎日食べるよう工夫してみましょう。
 カルシウムが不足しがちだといっても、カルシウムばかりにとらわれて、ほかの栄養バランスも忘れてはいけません。実際骨密度が減少していた若い女性は、タンパク質も不足していました。
 また、極端な食物繊維のとり過ぎは、カルシウムの吸収を妨げる恐れがあります。加工食品、インスタント食品に多く含まれるリンや食塩のナトリウムによって、カルシウムの尿への排泄が増えるということも分かっています。
 要するに、カルシウム不足は、偏食、欠食、外食の多い人によくみられることです。骨粗しょう症にならないためには、便利だからといって、加工食品やインスタント食品にかたより過ぎないように気をつけ、できるだけ家庭料理をつくりたいものです。

■日本とアメリカのカルシウムの摂り方
 


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