治療について
骨粗しょう症の治療薬にはどんなものがありますか?
骨粗しょう症治療の目的は、骨折を予防し、生活の質(QOL)の維持改善を図ることです。
最近では骨粗しょう症による骨折が、早期治療によりかなり予防できるようになっています。以下に、実際に治療に使われている薬をあげます。それぞれ特徴がありますので、医師の指示に従って服用してください。
■治療薬の一覧
- ○ビスフォスフォネート
- 骨量を増加させ、骨折を予防します。
- ○ラロキシフ工ン
- 骨量の減少を抑える働きがあります。
- ○活性型ビタミンD3
- 腸からのカルシウムの吸収を助けます。
- ○ビタミンK2
- 骨の形成を助け、骨のタンバク質を改善します。
- ○女性ホルモン
- 骨量の減少を抑える働きがあり、女性ホルモンの分泌量が減る閉経期の女性が対象となります。
- ○カルシトニン
- 骨量の減少を抑え、背中や腰の痛みをやわらげる注射です。
- ○カルシウム剤
- 食事からカルシウムが十分にとれない場合に用いられます。