骨粗しょう症とは、骨の量が減ってスカスカになり、骨折しやすくなる病気です。
骨は丈夫さを保つために、古くてもろくなった部分を壊して、新しくて強い骨に常に作りかえています。
若い頃はこのバランスがとれていますが、年をとったり、女性の場合は閉経を迎えて女性ホルモンの量が減ると、バランスが崩れ、骨がもろくなってしまうのです。
特に、年をとってから骨折した経験があったり、家族に骨粗しょう症の人がいる場合は注意が必要です。
骨粗しょう症の原因には年齢や性別など、変えることができない要素もあります。
一方で、偏った食生活や運動不足など生活習慣を変えることで改善できる要素もあります。
まず若い頃に、バランスのとれた食事と運動を心がけて、できるだけ骨の量を増やしておくことが大切です。
また中年以降でも、生活習慣を改善すれば骨量の減少を最小限に抑えて、骨粗しょう症を防げます。
すでに骨粗しょう症にかかっている場合は、生活習慣の改善に加えて、薬による治療で骨折を予防します。