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顎をひく、背筋を伸ばす、お腹をひっこめる、お尻の筋肉を軽く引き締める、膝を伸ばす、これが正しい姿勢です。歩く時や椅子に座った時に常にこの“正しい姿勢”を意識してください。ファッションショーのモデルさんの歩く姿や、ポーズをとった姿を思い浮かべてください。医学的に彼女らは肩こりを防ぐことでは理想的な姿勢であるといえます。
また、これらの正しい姿勢を保持するには、頸肩腕部のある程度の筋力体力が必要です。したがって運動不足のかたは注意してください。また、頸肩腕体操などを適宜おこなうことが効果的です。 |
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適切な生活習慣と労働環境を保つ
机や椅子の高さ、枕やベッドの高さと形状などに留意してください。また、長時間の立ち仕事や、車の運転は避けて下さい。肥満のかたはダイエットし、また重い衣服も避けるようにしてください。 |
3) |
ストレスをためない。
人間関係や、労働環境などいろんな原因で発生する日常のストレスは、頸肩部の筋肉や血管を収縮させます。ストレスはためないで、発散することが大切です。プールで泳いだりジョギングや社交ダンスをしたり、ガーデニングや囲碁将棋などの趣味を持つなど、人それぞれに方法はあるでしょうが、要はストレスをためないようにすることが肝要です。 |
4) |
温熱療法や低周波治療などのリハビリテーションと薬物療法
血行を改善したり、筋緊張を緩和する目的でおこないます。必要に応じて消炎鎮痛剤や筋緊張緩和剤を投与します。 |