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変形性頸椎症 |
1 | はじめに |
「背骨の骨」、すなわち脊椎は、頚椎(くび)、胸椎(せなか)、腰椎・仙椎(こし)の三つのパートにわかれます。
順を追って、これらの解剖から病気の診断治療についてご説明してゆきます。 |
2 | 総論 | |||||||||||||||
1)すべての脊椎に共通する病気には以下にあげるような疾患があります。
このほかにもリウマチ性疾患などがありますが、詳細は別の機会に譲ります。 |
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2)診断について
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3 | 各論 くびのほね一頚椎 | ||||||||||||||||
ヒトの頚椎は7つの脊椎骨でできています。面白いことに、実はあの長い首を持つキリンも頚椎の骨の数は同じ7つなのです。 頚椎の特徴は、腰椎とちがって脊髄が存在していることです。脊髄は運動、知覚、反射すべての神経が織り糸のようにあわさって構成されており、大脳と同じくらい重要な組織です。脳全体から出た神経の束が狭い頚椎部に集中していると考えてください。従って頚椎部で障害がおきますと、神経麻痩にともなう痙性歩行障害および痙性四肢不全麻痺や膀胱直腸障害などの重大な障害となってきます。 |
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簡単にできる肩こり体操 |
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■首の体操 |
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■肩の体操 | |||||||||||||||||||||
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■筋肉を伸ばすストレッチ体操 | |||||||||||||||||||||
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3年前より歩行不能となったアテトーゼ型脳性麻痺患者の脊髄造影(48歳男) 第3・4頸椎椎体の癒合、椎体の扁平化、骨棘形成、成長期発生の脊柱管狭窄などを認め、脊髄腔に注入された造影剤は各レベルで圧迫を受けている。 |